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イギリスの俳優ベン・ウィショーの情報やベンについて。映画, 文学、美術、音楽、自然・・・ベンに通じると思われる美しいものすべて。副題はジョン ・ キーツの詩「エンディミオン」冒頭 より
by ulala1014cat
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ベンのロンドンの舞台 『Cock』 を観る その1

色々と書きたいことはあるのですが、今日のところは全体像とあらましを・・・・・

ベンのロンドンの舞台 『Cock』 を観る その1_c0218664_10301282.jpgすごく完成度の高い脚本でした!
(9日で書いたとのことで、勢いもあり・・・・・)
全三幕。1時間半ちょっと。構成もしっかりしていて、しゃれて気の利いたセリフ満載。
役者の上手さもあり中盤ダレることもなく
笑って笑って、最後泣いて・・・・・あっと言う間の1時間半 ♪

ベンは、その間一度も袖に引っ込まず、出ずっぱり。セリフも4人の出演者がいる中で半分以上はベンが語っているのではないかというくらい次から次へと滔々とセリフを捲くし立てる 私が求めていたスタイル!

演劇の原点!というほど簡素な舞台。
パイン材で円形に作られた3段のひな壇が客席。(客席数約80席程度?)
その間を3ヶ所、バウムクーヘンのように階段のところが切れていて、
2ヶ所 袖(兼 出入り口)となる通路がある。

そのクーヘンの穴部分=緑の丸いマットが敷かれた役者が演技するスペースは、大きさでいうと相撲の土俵よりも小さいくらいかもしれない。なので、3回観たうち3回とも一番下の段の通路近くに座った私は、出演者に手が届きそうなくらいの近さで観ることができました。
その距離80cmくらい・・・・・。
(ベンが観客側を向いていれば唾もこっちに飛んできたでしょう・・・笑)

それから一番の驚きは、装置、家具、小道具などが一切ないこと。
役者は身ひとつ。着ている衣装のみが唯一、役のキャラクターを物語っている。
終始立って演技をして、役者間の間(スペース)とセリフのみで状況を表現する。
(ベンは、頭抱えて座り込んだり、床に寝っ転がって悩むシーンがある)

――――――――――

ベン扮する John は、仕事は何をしているのかわからない(多分、現代的なネット系?と勝手に推測)。風来坊っぽい柄ものシャツに黒い細身のGパンにスニーカー。髪はボサボサ。

7年間一緒に暮らしているらしい、John の彼 M(Man)は、ブランドものらしいシンプルな仕立てのいい紺のシャツにブルージーンズ+茶の革のベルトに革の靴。髪も短くきれいにカット。ちょっとリッチな証券マンというステータスを物語っている。ちょっと高そうな二人で住んでるフラットも彼の持ち物らしい。

知り合って二週間らしい彼女 W(Woman)は、グレーがかった茶の地に白の水玉のシフォン・ジョーゼットのワンピース。髪はきれいにアップにして、靴はヒールのない、甲に花のコサージュ的飾りの付いたフェミニンなもの。23歳で一度結婚して2年ですぐ離婚して、以前はシティの観光ガイドをしていたが、今は学校のteaching アシスタントをしているという設定。28歳というのがセリフから判ってくる。

*****
"Cock"とは男性のあそこの部分のこと。これを堂々とタイトルにするというだけでも、作者の洒落と風刺精神が伺える。
さて、お話はこの7年間の同棲でどうやら倦怠期を迎えて、John がちょっと M と距離を置きたくなった矢先、初めて女性 W に惹かれ関係を持つところから展開していきます。

つづく

"Cock"
Director: James Macdonald
Written by Mike Bartlett
Casts: Paul Jesson, Katherine Parkinson, Andrew Scott and Ben Whishaw
13 Nov - 19 Dec
JERWOOD THEATRE UPSTAIRS
The Royal Court Theatre
by ulala1014cat | 2009-12-06 11:44 | 舞台
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