イギリスの俳優ベン・ウィショーの情報やベンについて。映画, 文学、美術、音楽、自然・・・ベンに通じると思われる美しいものすべて。副題はジョン ・ キーツの詩「エンディミオン」冒頭 より
by ulala1014cat
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カテゴリ:映画( 42 )

ベン・ウィショー出演      映画 『ブライト・スター』 を観る

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難しい総評
11月のロンドンで公開中のブライト・スターを観ました。
レビューを書くのをとてもとても難しく感じています。なぜなら、製作の話が出てから2年以上も待ち焦がれていた作品で、期待は膨らみに膨らみ、キーツの生涯、キーツの詩をかなり予習し、YouTubeに出回ったどの関連動画も何回も何回も舐めるように観て、本編のポテンシャル以上の期待を持ちすぎたため、思い入れが溢れるように強くて・・・・・。しかも、映画自体はキーツの伝記映画ではなく、ヒロイン、ファニー・ブローンの目を通した恋愛映画なので、熱烈なキーツ・ファン、ベン・ファンにはもの足りなく感じてしまうかもしれないさらりとした作品だからです。c0218664_13572818.jpg


ジェーン・カンピオン監督も何度もこれはキーツの伝記映画ではなく、ファニーの視点から描いた恋愛映画であると力説していました。今までセクシュアルに官能的な女性映画を撮ってきた監督ですが、この映画での官能は、逆にセクシュアルにしないでプラトニックにも近い、制約のある中でのファニーとキーツお互いの恋焦がれる思慕を、抑えた演出で、客観的な、しかし素晴らしく美しい映像によって表現したかったようです。

官能的な手紙
でも、とにかくベン目当てで観た私は映画館に3回足を運び、ベンの出演シーンだけはまたも舐めるように観ました。そして感じたのは、詩の内容は断片しか出てこないこともあり、予習したわりにはそれほどピンと来なかったものの、ベンもインタビューで何度も語っているように、キーツからファニーに宛てた手紙の内容がそれこそ官能的に素晴らしく、あのような手紙を生涯に一通でも恋人からもらったら、絶対に死ぬまで大事にする宝物になるだろう ♪ というくらいの言葉の美しさ☆☆☆
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          スコットランドに旅行に出たキーツからの手紙を読むファニー


手紙の文面

親愛なる貴女へ

今僕は小高い丘や海が見える美しい眺めの、とても気持ちのいいコッテージの窓に座っています。

朝がまたとてもいい。

あなたへの想いを抱いていなかったら、こうも僕の気持ちが素直で
ここでの生活がこんなにも楽しいものになったかどうか・・・?

残酷だとは思いませんか?僕に魔法をかけ、僕の自由を奪ってしまったのですから・・・

どうやって美しいものへの献身を言葉にしたらいいのかわかりません。
輝やくという言葉以上に輝かしい言葉を、麗しいという言葉以上に麗しい言葉が僕には必要です。


僕たちが、夏の間たった3日の命しかない蝶々であったらと思います。
あなたとなら、普通に50年生きるよりも素晴らしい3日であるに違いありません。


(映画ビデオクリップより私訳)

*******

ズキュ~ン!
ノックアウトでしょ???
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by ulala1014cat | 2010-01-10 14:27 | 映画

ベン・ウィショー作品歴  The Ultimate Filmography

あけましておめでとうございます!
新年第一弾は、おさらいとしてざっとベンのフィルモグラフィーとステージグラフィーを写真と大まかな役どころで紹介。(ファンまでではなくても、基本的なベンのことを知りたい方もいらっしゃることを期待して・・・)他にも出演作品はありますが、ここでは主だった作品のみです。


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映画『My Brother Tom』(2001)
役名:トム
監督:Dom Rotheroe
自分の出産時に母親を亡くし、父親に性的虐待を受ける高校生を演じ、その繊細
かつ痛烈で難しい役どころを若さに似合わぬ成熟した演技で見事に表現。
British Independent Film Award で Most Promising Newcomer 賞受賞


c0218664_022127.jpg舞台『Hamlet』(2004) Old Vic Theatre
役名:ハムレット
演出:トレヴァー・ナン
王立演劇アカデミー(Royal Academy of Dramatic Arts)卒業後初の大舞台。
イギリス演劇史上最年少23歳でハムレットを演じ、その若さに溢れ、絶妙、鮮烈な演技は一夜にしてウエスト・エンドにセンセーションを巻き起こす。一躍実力を認められその後『パフューム』の主役抜擢となる。





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映画『ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男』(2005)
役名:キース・リチャーズ
監督:スティーヴン・ウーリー
ローリング・ストーンズのギタリスト、キース・リチャーズの若き日々を演じる。
多少美化されたキースではあったけど、落ちぶれたブライアンを最後まで
気遣う、脇役ながら男前でかっこいい役どころ。


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映画『パフューム ある人殺しの物語』(2006)
役名:ジャン=バティスト・グルヌイユ
監督:トム・ティクヴァ
共演者:ダスティン・ホフマン、アラン・リックマン
主役を探していたプロデューサーと監督がロンドンの舞台で『ハムレット』を観て「グルヌイユは彼しかいない」と、大抜擢。ベンは見事にその期待に応え、一躍映画界からも注目される。ほとんどセリフのない身体的かつ精神的な演技で、究極の殺人鬼の本質を具現し、荒唐無稽ともいえる希代の小説の主人公にリアリティをもたらし、その稀有な才能を見せつけた。
共演のダスティン・ホフマンをして「10万人に一人の逸材」と言わしめる。
原作は全世界で1600万部のベストセラー、ドイツのパトリック・ジュスキント作『香水』。




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映画『アイム・ノット・ゼア』(2007)
役名:アルチュール
監督:トッド・へインズ
共演:ケイト・ブランシェット、クリスチャン・ベール、リチャード・ギア、シャルロット・ゲンズブール
6人の俳優がボブ・ディランを多角的に演じる。
ベンはその6人の内の一人で、フランスの詩人アルチュール・ランボー風のディラン。
狂言回し的登場で、節目節目に哲学的な言葉をはさむのみ。他の役者とも絡まず
単独カットのみだが、不敵でアナーキーな雰囲気抜群。


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舞台『Some Trace of Her』 -ドストエフスキー『白痴』の舞台化  (2008) National Theatre
役名:ムイシュキン公爵
演出:ケイティ・ミッチェル
ベン自身、10年来ファンだという演出家ケイティに自ら出演交渉した、彼女の前作チェーホフの
『かもめ』のコンスタンティンに続き、ここでも主役を演じる。ビデオカメラ6台を駆使し、
プロジェクター画面にもフォトジェニックな映像を作り出しながらの多層的、
マルチメディアで斬新な舞台。ドストエフスキーは『白痴』で、キリストのような計りしれなく
限りなく美しい人を描きたかったというが、ベンはそれを地でいく存在感。


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映画『情愛と友情-Brideshead Revisited』(2008)
役名:セバスチャン・フライト
監督:ジュリアン・ジャロルド
共演者:エマ・トンプソン、マイケル・ガンボン、マシュー・グード
イーヴリン・ウォーの原作『ブライヅヘッドふたたび』の映画化。
20数年前に連続ドラマ化もされた文芸作品。
カトリックの貴族の家に生まれオックスフォードの学生、そしてゲイでもあるセバスチャン。
その家庭環境とセクシュアリティに悩む繊細な青年をベン特有の持ち味で熱演。
(『パフューム』ではファンにならずも、このセバスチャンにノックアウトという文学少女も
少なくない。)
オックスフォードの友で最愛の人、チャールズ(グード)との禁断のキスシーンも
ファンの心をわし掴み。


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BBCテレビドラマ『Criminal Justice 全5話 』(2008)
役名:ベン・クルター
演出:Otto Bathurst 他
共演者:ピート・ポスルスウェイト、リンゼイ・ダンカン
タクシー運転手を父に持つベンは、大学生。
ある夜知り合った女の子と一夜を共にし、彼女が死体で発見されたことから
容疑者として拘留される。イギリスの司法制度や警察体制の内幕を、
一人の若い普通の家庭に育つ青年の冤罪被疑ということから浮き彫りにする。
ベンの凄まじい被虐待キャラ演技炸裂!生々しくて痛々しくて震撼するほど。
本国でのRTS(Royal Television Society=王立テレビ協会)賞男優賞受賞。
BAFTA賞男優賞ノミネート。国際エミー賞男優賞受賞。



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映画『Bright Star』(2009)
役名:ジョン・キーツ
監督:ジェーン・カンピオン
共演者:アビー・コーニッシュ
19世紀イギリスロマン派の詩人キーツ役。監督のいわば一目ぼれでキーツ役はベンに決定。
(カンピオン監督は『ピアノレッスン(1993)』でパルム・ドール賞を受賞したカンヌ映画祭史上未だ唯一の女性監督。)映画はキーツの伝記ではなく、恋人ファニー・ブローンをヒロインとした恋愛映画。キーツの豊かな人間性と成熟した人柄を表すべく、ベンにしては今までになくリラックスした演技。キーツの自然観を堪能できる美しい映像も見どころ。エンドロールに流れる5分に及ぶ『ナイチンゲールに寄す』の朗読は、ベンの抑えたしゃがれ気味のハスキーな声がセクシーに耳に残る。
(イギリスで昨年11月に公開。日本公開は2010年6月5日)。



― 追加 (2010年2月20日) ―


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舞台『 Cock 』(2009) Royal Court Theatre
役名:John
演出:James Macdonald
脚本:Mike Bartlett
共演:アンドリュー・スコット、キャサリン・パーキンソン
セクシュアリティをめぐる二人の男性と一人の女性の三角関係のエロティック・コメディ。
コメディの形をとりながらも、セクシュアリティを越えた一人の人間のアイデンティティとは何かを深く考えさせられるかなりの完成度の脚本。ベンが惚れたのもよくわかる。
The ultimate bitch fight と銘打つ3人の弾丸トークの応酬。パイン材で作られたバウムクーヘン状のステージはさながらスタジアム。ベンのセリフすべりのよさに目を見張り、捲くし立て長ゼリフと生でみる入り込み演技は息をのむばかり。見応え120パーセントの、笑うに笑うが山椒のような作品。



― 追加 (2010年3月24日) ―


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舞台『 The Pride 』 (2010) ニューヨーク Lucille Lortel Theatre
役名:Oliver
演出:Joe Mantello
脚本:Alexi Kaye Campbell
共演:ヒュー・ダンシー、アンドレア・ライズボロ
1958年と2008年。二つの時間軸を行ったり来たりしながら、ゲイであることの社会的立場に悩むオリヴァーを中心に、彼を実際は愛していながらそれを隠しながら生きていこうとするフィリップ。58年ではそのフィリップと夫婦であるシルヴィアは子どもの本のイラストレーター。オリヴァーは子どもの本の作家。家庭的しがらみで不動産屋を継ぐことになったフィリップはクリエイティブな仕事をする二人に違った意味のジェラシーも覚える。50年後の2008年。3人は50年前の仕事と願望が少し進化したかのような立場にいる。ゲイに対する世間の体制や目も進化している。そんな中、オリヴァーとフィリップはどう関係を築いていくのか・・・・・。

人間の内面の希求と愛が中心の作品。オリヴァーは自分の気持ちから逃げず、正直な生き方を選びたい。そしてシルヴィアはそのよき理解者。フィリップはどうしても社会の目に縛られ素直に自分の内面に向き合うことができない。その辺の気持ちのすれ違いや思うようにならない感情的な揺れから見境なく S☆X Addict となるオリヴァー役をベンは巧みに演じ、ヒュー・ダンシーもまたベンの演技に余すところなく応える。アンドレア・ライズボロも見事。
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by ulala1014cat | 2010-01-02 00:50 | 映画